“主に社会性とかコミュニケーションとかいう意味で。 「上手い人」というのがいる。 上司とも同僚とも取引先とも部下とも友だちとも知り合いともコミュニケーションを上手にとれて、仕事もできて、ネットでもフレンドやフォロワーが多くて、趣味でも自慢できるものを持っていて…みたいな人。 会話もスムーズだし、報連相も的確だし、自分や自分の好きな物に対するマーケティング/ブランディング構築力があるし、実力もある。 一方、実力があっても、「下手な人」というのもいる。 悶々としたり、ウジウジしたり、テンションが変だったり。あるいは自己評価が低かったり、人とのコミュニケーションが下手だったり。 会話も下手だし、微妙に目が合わないし、行間や意図を読み取るのが難しいメッセばかりよこすし、「そうだよねーそうだよねー」的な共感を得られるチャンスを華麗に逃す。 ところが、僕の経験からすると、長期的には「上手い人」より「下手な人」の方が、信頼も高まるし、ファンも多いし、いい出会いに恵まれているような気がする。 短期的にはいろいろ損をする場面もあるし、それが理由でまたいろいろ悩んだりもするんだけど、長期的、そうだなあ、10年とか20年といったスパンでは、「下手な人」の方が結果として多くを得ているように感じる。 「上手い人」は、短期的にはすごく人脈的にも業績的にも成功するんだけど、長期的には、気がついたらアレアレッ!?てなことになるのを幾度となく見てきた。 もちろん、僕の経験なんて浅くて薄いので、これが真実だと言うつもりはないけれど。 でもまあ、このことから僕が考えるのは、みんな全然馬鹿ではない、ということだ。いくら表層的に「上手く」振る舞ったとしても、ちょっとしたことを受け手は敏感に感じ、それを重要なキーワードにして、信頼度を上げたり下げたり、距離感を縮めたり離したりするのだろう。 だから、「上手く伝わらないなあ」ということについて、心配しないでいいと思う。大丈夫。気にするのはわかるけど、あまり気にしなくていい。たぶん思っているよりちゃんと伝わっている。 そして、あなたはあなたの中の誠実さに正直に、周囲に流されず実直に1つ1つ積み重ねていけば、それでいいのだと思う。 もちろん「超ウルトラ級に上手い人」というのもいて、そういう人は絶対にミスしない、というか、着実にネットワークを積み上げていくのだけど。 しかし、そういう人でも、信頼という面では、「下手な人」にかなわない。「全然ミスしない」ということそのものが、胡散臭いとまでは言わないけど、何か純粋な信頼感を阻むテトラポットのようなものになる。 けど、世間には「どうやって上手い人になるか」というライフハック的な本やテキストが、溢れているんだよなあ。 氷は水に浮かべると、ちょっとだけ頭を出す。水面下の見えない部分が大部分なのに、水面に出ているちょっとしたところを一生懸命奇麗にしている感じ。 あ、そうだ。「上手い人」「下手な人」の他に「ドライな人」というのがいる。これについては話が長くなるのでまたいつか。”
— 小鳥メモメモ: えいっ:「上手い人」より「下手な人」 (via consomme909)